ゲーム業界の年収相場

ゲーム業界にはデザイナーやプログラマーなど、さまざまな職種があります。気になるそれぞれの平均年収を調査。年収アップの秘訣も合わせて載せているので、気になった方は要チェック。

【職種別】平均年収

ゲーム業界の平均年収推移は、平成20年に数値が落ち込んだものの、そこまで大きな変動はありません。ですが、年齢や職種によって平均年収の数値は変わります。同じゲーム業界の職種によってどれくらい変わるのか、1つずつ確認していきましょう。

デザイナー

ゲームデザイナーの仕事

ゲームのキャラクター、背景、小物やアイテムなどゲームに登場するものをデザインする仕事です。CGを使ってデザインしていきます。

ゲームといっても別ジャンルと言っても良いほど幅広く、家庭用ゲーム機、ゲームセンターのアーケードゲーム機、スマホゲームアプリ、ソーシャルゲームなどさまざまです。またジャンルも格闘技、RPG、パズル、恋愛ものなどさまざまです。それによってデザインやキャラクターなど大きく異なりますから、さまざまなゲーム制作に対応できるスキルが必要になります。

ゲームデザイナーになるには

情報、コンピュータ系の学部を設置している大学や、専門学校、スクールなどもあります。デッサン、CG、プログラミングなどを学びます。学んだだけではプロとして仕事ができるレベルには到底及ばないという厳しい世界でもあります。学んだことを活かして、できるだけ多く制作しましょう。

平均年収:400~500万円

個人がもつスキルによって大きく年収に変動があります。人気のソーシャルゲームのデザインになると、2億の年収になるそうです。収入の変動が大きい職業といえます。

キャラクターデザイナー

キャラクターデザイナーの仕事

ゲームデザイナーの中で、特にキャラクターのデザインを行うポジション。ポーズや角度を変えて何パターンもキャラクターを描きます。手書きでも、CGや3DCGなど異なるソフトを使用してキャラクターを描ける技術とデザイン力が必要です。

平均年収:300~450万円

モーションデザイナー

モーションデザイナーの仕事

ゲームデザイナーの中で、特にキャラクターの動きをデザインするポジション。

実際の動きはプログラマーがプログラミングして動作が実現します。デザイナーキャラクターの動きを考え、キャラクターの性格や物語の進行などに関わるポジションです。3DCG系のソフトの知識と、モーション制作の知識が必須です。

平均年収:300~700万円

プロデューサー

ゲームプロデューサーの仕事

ゲーム制作を総合的に企画するポジションです。予算やスケジュール管理、制作メンバーの選定、プロモーションに関する各種企画や管理、クライアントとの打ち合わせなど、自分が関わるゲーム制作を対外的にバックアップします。

ゲームディレクターになるには

ゲーム制作に携わった知識と経験が必要になります。通常は制作者からディレクターを経てプロデューサーになることが多いです。

平均年収:約473万円

ゲームプロデューサーも、やはり経験がものを言います。ヒット作を生み出すと年収1,000万円以上ということも。プロモーションの手腕や、社内外を含めた多くの人と関わるため、社交性や折衝能力が必要です。

ディレクター

ゲームディレクターの仕事

ゲームディレクターは、ゲーム制作の現場でプランナー、デザイナー、プログラマーなどさまざまなポジションの人達の工程を把握し、円滑に制作が進むように統括するまとめ役です。いわばゲーム制作の現場で「指揮者」の役割を果たします。実際に自分が制作をすることはありませんが、ゲーム制作に関わる全ての工程や各ポジションの作業内容などを把握し、相談を受けたり、アドバイスをしたり、計画通りに進むように指示を出さなければなりません。ゲーム制作成功の鍵を握るのはディレクターの手腕と言っても過言ではなく、とても重要なポジションです。

さまざまなポジションの人から頼られるようなディレクターになるには、多くの経験が必要になります。大規模なプロジェクトでは、プログラムやCGなど各ポジションごとにディレクターがいる場合もあります。

ゲームディレクターになるには

ディレクターとしての採用もありますが、ほとんど全て経験者が求められると言っても良いでしょう。ゲーム制作はプランナー、デザイナー、プログラマーなど異なるポジションの人がチームを組んで制作していきます。そのため、ディレクターも実際にゲーム制作に携わった知識と経験が必要になります。ディレクターになる前にプログラマー、デザイナーなど出身の職種が異なるため、ディレクション内容に得意分野があるのが一般的です。

もちろん、自分が得意とする分野以外の知識も身につけていかなければなりません。

平均年収:300〜600万円

ゲーム業界のディレクターは経験がものを言います。そのため経験年数が上がると、比例して給料も増加。ヒット作を生み出すと年収1,000万円も夢ではありません。手腕次第で収入にも差が出ますので、当然豊富な知識と経験、人脈などがあるディレクターと、駆け出しのディレクターでは収入も大きく異なります。ゲーム業界の中で、他職種から最終的にはディレクターになりたいと思っているという人も多いです。一般企業の管理職に近いポジションと言えるでしょう。

プログラマー

ゲームプログラマーの仕事

ゲームプログラマーは、ゲームがうまく動作するように、プログラムを構築する仕事です。プログラミング言語を駆使してコンピュータに指示を出します。

また、実際に動作させてみないとわからない、プログラムのバグ(プログラムの中の誤り)などを修正し、動作を確認するなど、ゲーム制作には欠かせないポジションです。

ゲームプログラマーになるには

情報、コンピュータ系の学部を設置している大学や、専門学校、スクールなどもあります。大学では主に、ゲーム制作に必要な知識の他、アニメ、CG、アプリ、Webなど総合的に学べるところが多いです。専門学校やスクールでは、最近話題のSNSをプラットフォームにしたオンラインゲーム、いわゆるソーシャルゲームに特化した講座があったりもします。

家庭用ゲーム機の売れ行きは低迷している一方で、ソーシャルゲームやスマホのゲームアプリなどは急成長を遂げています。このように新しい分野が次々と生まれるゲーム業界の中で、自分が学びたい、仕事に直結させたい分野の知識だけを効率良く学ぶということもできます。

平均年収:約417万円

技術職であるプログラマーの平均年収は決して高くはありません。特に20・30代は330~400万円が平均となっていて、仕事量に比べると少ない印象すら受けます。以前はゲームプログラマーは若いうちだけで、経験と実績を積んだあとはディレクターやプロデューサーになるというキャリアデザインが一般的であったようですが、最近では年齢問わず、ずっとプログラマーでありたいという人も増え、年齢層も幅広くなってきているようです。

プランナー

ゲームプランナーの仕事

ゲームプランナーとは、ゲーム制作の根幹である企画をして、ディレクターやプロデューサーと話し合いながらゲームの概要を作り、レイアウトやルールなどゲームの詳細な仕様書を作成していきます。この仕様書を元にデザイナーやプログラマーが作業していきますので、プログラマーがいかに具体的にゲームをイメージして企画しているかが重要です。デザインやプログラミングの知識も必要です。また、企画段階では市場のニーズやターゲット層などを考慮してゲームのストーリーやジャンル、レイアウト、動作、ルールなどを決めていきますので、マーケティングの知識や流行に敏感であることも求められます。ゲームを開発した後はユーザーの推移や年齢層、男女比などさまざまな数値を分析することも仕事のうちであることが多いので、クリエイターとしての側面とマーケッターとして冷静に分析する力も求められます。

ゲームプランナーになるには

幅広いゲーム制作やマーケティングの知識なども必要なため、情報、コンピュータ系の学部を設置している大学や、専門学校、スクールなどで学ぶ必要があるでしょう。ゲームを企画し、概要をまとめ、しっかりとした仕様書を作るには知識と経験が必要です。

平均年収:約382万円

発想力とプレゼン力が重要になってくるゲームプランナー。平均年収は300〜500万円と、ゲーム業界における平均年収に近い額です。大手企業でヒット作に恵まれたら、年収1,000万円の大台に乗ることもあります。

ヒットメーカーになれば、収入アップも見込めますが、ユーザー目線に立ち、ワクワクするようなゲームを企画、開発することは、とても奥が深く、”日々勉強”と言っている方が多いです。ヒットメーカーになるには、絶え間ない努力が必要というわけですね。

エンジニア

ゲームエンジニアの仕事

ゲームプログラマーとゲームエンジニアは言い方が違うだけで、ほとんど同じポジションとして扱われています。コンピュータ言語を使って、プログラムを記述します。

C言語、C++、C#、Java Script、Swiftなどゲーム制作に必要なプログラミング言語はいくつもあります。プログラマー、エンジニアいずれも多くの種類の言語に対応できた方が収入アップの可能性が広がると言えます。

平均年収:300〜600万円

エンジニアの平均年収は、300〜600万円万円ほど。年収を上げるには、技術者から管理職へと昇進することが一番の近道です。現場を知っている管理職は重宝されるので、エンジニアとしての技術・知識をどこまで伸ばせるかがポイントです。

シナリオライター

ゲームシナリオライターの仕事

ゲームのシナリオを作成するライターですが、ゲームのシナリオはただストーリーを書けば良いというものではなく、ゲーム制作の知識が必要である場合がほとんどです。そのためゲームプランナーやゲームディレクターが兼務している場合も多いようです。

平均年収:400万円

ゲームシナリオライターの平均年収は、400万円ほど。年収をあげるには、やはり魅力溢れるストーリーを作り、ヒットを生み出すことにあります。文章力の他、キャラクターデザインに必要なCGの知識やプログラミングの知識なども必要になる場合もあります。そのような幅広い知識を持ち、柔軟に対応できるゲームシナリオライターは重宝されます。

年収をアップする方法

年収アップする方法の1つに、キャリアアップのための転職があります。年収をアップさせるにはスキルアップが不可欠ですが、スキルを習得するまでに時間がかかります。

プランナーからディレクション側へキャリアアップする方法もありますが、5~10年はかかるのだとか。今の職場で頑張り続けるか、新天地で転身するかを考えてみましょう。転職する場合、転職エージェントならミスマッチを防ぐために、応募者と企業の希望に沿うマッチングをしてくれます。

キャリアアップの相談も可能なので、まずは情報収集のために登録してみるのも手です。